花澤 武夫 ツチノコの唄

PAST 02. 24. 2024 - 03. 22. 2024

花澤 武夫 Takeo Hanazawa

ツチノコの唄  Tsuchinoko Rhymes 

2024224 – 322日 12:00-18:00 日曜月曜祝日休

GALLERY SIDE 2での花澤武夫さんの2007年初個展より8度目の個展となります。「ツチノコの唄」というタイトルには、幻を追う連歌のイメージが込められています。時代や場所を超えて尊き存在を追ったいくつもの作品が、コール アンド レスポンスするように繋がって、人々が愛し守ってきた美へのオマージュとなっています。

ユーモアと反骨精神溢れる歌川国芳の「荷宝蔵壁のむだ書」、江戸の鮎絵、国芳や北斎に傾倒したフランク・ロイド・ライトの構図やステンドグラス、ルイス・バラガンの輝く壁、80年代の光を放つブームボックス、ロシアによるウクライナ侵攻の根源となった独立広場革命を記した「ウクライナ日記」でも知られるアンドレイ・クルコフの「ペンギンの憂鬱」など、花澤さんの敬愛する人物や気になる文化を背負う事柄からのインスピレーションがちりばめられ、繰り返し描いているモチーフを再編集した新作展となります。素材や手法も、屏風やイコンのような金箔のパネル、焦がした木工作品、グラフィティのスプレーといった要素が混ざり合い、モチーフとともに質感の面白さにもご注目ください。